耐候性塗料について知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、耐候性塗料についてと、耐候性塗料の特徴について紹介します。
外壁塗装をお考えの方は、是非参考にしてみてください。
□耐候性塗料とは
耐候性塗料とは、耐候性に優れていて、ウレタン樹脂塗料より高い耐候性グレードである上塗り塗料のことです。
そもそも、建築用塗料の劣化を引き起こす原因となっているものには、太陽光の紫外線や、雨、大気汚染物質などがあり、これらは塗膜に影響します。
劣化すると、色あせやチョーキング現象などが起きます。
耐候性とは、材料を風、光、雨などの屋外条件下で、暴露した場合の耐久性のことを言います。
屋外条件下に対し、どれだけ強いかを表したものが耐候性になります。
耐候性が高いと、劣化や変質が起きづらくなります。
建築用の塗料は、耐候性を塗料の耐久性の指標にしています。
□耐候性塗料の特徴
耐候性塗料には、2液形ポリウレタンエナメルや、アクリルシリコン樹脂エナメル、常温乾燥形フッ素樹脂エナメルの3種類があります。
それぞれの特徴について紹介します。
*常温乾燥形フッ素樹脂エナメル
耐候性塗料の中では1番グレードが高く、耐候性、耐用年数が1番優れているという特徴を持っています。
主に、高層ビルや橋脚など大掛かりになる建物によく使われています。
また、樹脂が透明なので、自由な配色ができ、ツヤ調整をしても、耐候性が低下しないのもメリットの1つです。
*アクリルシリコン樹脂エナメル
耐候性塗料の中では2番目にグレードが高く、耐久性は、常温乾燥形フッ素樹脂エナメルに近い性能を持っていて、コスパの良い塗料です。
乾燥時間が短く、乾燥中にホコリが付きにくく、低温硬化も可能なので作業性にも長けています。
また、樹脂が透明なので発色が良くて、ツヤ調整をしても、耐候性が低くならないのもメリットの1つです。
*2液形ポリウレタンエナメル
耐候性塗料の中では、グレードは1番下になりますが、他の塗料と比べると、塗膜性、美装性が優れており、高級感のある仕上げができます。
仕上がりは、耐候性の関係上、ツヤの調整はしない方がよく、ツヤ消しは屋内での塗装に使われます。
□まとめ
耐候性塗料とは、屋外条件下に対して、どれだけ強いかを表したものになります。
また、耐候性塗料には3つの種類があり、自由な配色ができたり、乾燥時間が短いなどそれぞれ違った特徴があります。
外壁塗装をお考えの方は、是非当社までご相談ください。