京都での外壁の錆の原因とは
- 内部に雨水が入り込んで錆が発生する
- その後内部のさびが表面まで出てきている
- 塗装のとき防錆剤が正しく塗布されなかった
外壁が新しい頃は塗装面の防水効果によってさびは発生しづらいのですが、
時間の経過と共に徐々に防水効果が弱まり、外壁に水分が留まりやすくなっていきます。
外壁に水分が留まるとさびが発生しやすい環境となり、実際に錆が表面に現れてくることがある 。
というのが一般的なさびの出現理由です。
それ以外に、下地処理がきちんとされていなかった・防錆剤が正しく塗布されなかった。
など、いわゆる「手抜き工事」が原因のこともあります。
表面だけキレイにしても根本的な解決にならない
錆は一瞬にして表面に出てきているのではなく、最初は壁の内部に、それが時間をかけて徐々に浸食し表面に出てきていることがほとんどです。
表面の錆だけ取り除いても根本的な解決にはならず、時間が経つとまたさびが内部から現れてくることがあります。
放置していると建築資材にまでさびが及び、外観だけでなく住宅の強度・耐震性も失われていきます。
普段から家の外壁をよくチェックするようにして、さびを見つけたら早めに根本的な対処を行うことが大切です。
「もらい錆」が原因のこともあります
京都での家の壁の付近に、このようなものは置いてないでしょうか?
- ホース
- 自転車
- 三輪車
- お庭の照明
- フットライト
- 脚立
金属ではない壁でも、上記に挙げたような物に錆が発生し、それが雨風によって又は壁に触れたりすることで壁が錆をもらってしまうことがあります。
錆びにくい素材の壁でも、もらい錆で発生した錆は威力が強く、錆の侵食や内部の劣化が非常に早くなります。
このような「もらい錆」が外壁にできた錆の原因ということも非常に多いです。
壁へのもらい錆を防ぐために、錆やすい物はなるべく外壁の側に置かないよう気をつけましょう。
外壁に発生するサビは赤・白・青・黒の4種類
錆にはいくつかの種類があり、それぞれ発生する場所や原因、特徴などが異なります。
主なサビの種類は次の4つです。
赤錆
鉄が水や空気に触れて表面が酸化することで発生します。
一般的にサビというと赤サビを連想する人が多く、水に溶けやすくてもろいのが特徴です。
また赤さびは非常に早く進行するので、鉄製品の大敵といえます。
白錆
アルミニウムや亜鉛などの表面に発生します。
アルミは薄くて強い酸化被膜に覆われていますが、この被膜に水がかかった時などに表面が膨れて発生した腐食物のことを白サビといいます。
青錆
一般的に「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる錆で、10円玉や銅像などの銅の表面に塩分や水分などが触れることによって発生する青緑色の錆です。
銅が酸化されることで生成され、銅製品の腐食を防ぎ、抗菌作用があります。
黒錆
錆の発生に水を必要としないのが特徴で、鉄の表面を高温に加熱することで発生する酸化被膜のことをいいます。
硬くて鉄にしっかりと密着するため、黒錆に表面を覆われると赤錆が内部まで浸食しないなど鉄を保護する効果があります。
まとめ
錆にはいろいろな種類がありますが、腐食の進行を早めるだけでなく、鉄を保護する役割もあることがわかりました。
しかし、京都での屋根や外壁にできた錆は建物の見栄えを悪くするだけではなく、建物の老朽化も考えられます。
時間が経過するとサビは落ちにくくなるので、早めの除去やサビの予防などを行い、自宅のメンテナンスをしましょう。